ギターを始めたばかりの頃は、ギターを弾くと、指先がヒリヒリ痛みます。
なかなか辛いものです。
せっかく「始めたぞ!」とやる気満々、張り切っているのに、練習が思うようにできない。
コードを押さえるのも痛い。
チョーキングなんてとんでもない。
こんなにモチベーションが高い時期に、もどかしいです。
私もそうでした。
弦に当たる痛みの他に、もともとの指先が割れやすい性質もあって、やっぱりギターは無理なのかなーなどと考えたりもしました。
この記事では、私が初心者の「指先が痛い時期」をどうやって乗り切ったかについてお伝えします。
具体的には、手袋をはめて弾く練習を併用する方法です。
- ギターを始めたばかりの方
- 指先が痛くてギターを弾けない方
- 指先が痛いけれどギターの練習をしたい方
に読んでいただけるとうれしいです。
私もギターを始めたころは指が痛かった
私もギターを始めたころは、たくさんの方々と同様、指先がヒリヒリしたり、皮がむけたりしました。
もともと寒い時期や乾燥する時期には指先が割れやすく、その指でギターを弾くのはすごく痛かったです。
でも最初の頃は燃えていたので、練習したくてたまりませんでした。
ギターを弾いても指が痛くない「手袋弾き」
あるきっかけで「手袋弾き」をしてみたら意外にも快適だったので、ご紹介します。
手袋をはめたままでもギターを弾ける!痛くない!
ギターを始めて1か月くらいたったある日、ハンドクリームをつけた手がベタベタだったので、手袋をはめていました。
この「作業手袋」とか「おやすみ手袋」とかいう、白い布製のものです。
手のベタベタが解消されるまで待ちきれなかったので、半分ふざけて、手袋をしたままギターを弾いてみました。
そしたら、弾けました。
「あれ?これでも弾ける!」自分で弾いておきながら、少しびっくりしました。
ちょっとした違和感はありましたが、何しろ初心者なので、何が正しいのかもわからず、毎回違う感覚だったので、まあOKです。
その頃はコードの練習が多く、ソロもあまり細かいことをしなかったので、これで十分でした。
そして、別のことに気が付きました。
痛くない!!
そうなんです。
手袋をして弾くと、痛くないんです。
いつまででも練習していられます。
これはうれしい!
手袋をしてギターを弾くとどんな感じ?
実際弾いてみればわかるのですが、先ほどお伝えしたように、多少の違和感はあります。
そして、音は少しミュートされる感じです。
でも、その頃は、あまりいい音なんて出せなかったので、「痛くない」というメリットの方が大きかったです。
むしろ、初心者の頃よくやっていた、「弾くべきではない開放弦をボーン!と鳴らしてしまう」あのいやな響きが軽減されて、よかったかもしれません(笑)。
「ギターの手袋弾き」の方法
この手袋のおかげで、毎日練習できました。
指にばんそうこうを貼っている時も、その上から手袋をはめてしまえばOK。
ハンドクリームを塗った上からでもOK。
練習+スキンケア同時進行です。
ご説明するほどでもないですが、やり方は「布の手袋を左手にはめて、あとはいつもと同じようにギターを弾く」です。
≫指先が乾燥してピックが滑る、回転する、落とす方へ。最強滑り止め
ギターの手袋弾きは、素手で弾く練習と混ぜて行う
もちろん、ずっと手袋で弾き続けなくてもいいです。
痛くなったら手袋、でもいいし、痛くなる前に手袋、でもいいし、素手と交代でもいいです。
痛くならない程度に素手で弾いていれば、変な癖はつきません。
手袋練習の頻度は、指先の状態や弦の様子、練習内容で変わってくるので、一概には言えませんが、素手練習の補助として手袋練習、というくらいがいいと思います。
この時期に練習することの重要性
ギターを始めたばかりの頃にたくさん練習することの重要性についてお伝えします。
ギターを弾くと指が痛い時期はいつまで?
素手で弾いていても、手袋で弾いていても、そのうち指先が硬くなってきます。
硬くなるといっても、タコや魚の目のようにガチガチになるのではなく、さわれば少し硬いけれど、見た目にはわからないくらいです。
そしてそのうち、素手で弾いても痛くなくなります。
その時期は人によって違いますが、私の場合は半年ぐらいでした。
この時期に練習できるかどうかで変わってくる
痛くなくなるまでは短い期間です。
といっても、とても大事な期間。
どうせなら、早く弾けるようになった方が楽しいし、弾けるとますます練習もしたくなって、いいことづくめです。
でも、痛いのは辛いし、無理をするのは指にもよくありません。
かといって、弾かないと、いつまでも弾けるようにならなくて、面白くないし、やる気もなくなってしまいます。
当たり前ですが、ただ弾かずに半年待っていても、指先は硬くなりません(笑)。
この、ギターを始めたばかりのモチベーションの高い時期にいっぱい練習するかどうかで、その後ギターを続ける人になるかどうかが決まります。
練習して、少しでも早く、初心者の次の段階に行きたいですね!
そうなったら、ますます楽しくなります。
というわけで、指先の痛みで練習ができなくて困っている方は、ぜひこの「手袋弾き」を試してほしいです。
ギターの「手袋弾き」に使える手袋について
手袋はどこで買える?どんなのを買えばいい?
手袋弾きに適しているのは、薄手の布の手袋です。
手袋は、ホームセンターやドラッグストア、100均などにあります。
ネットでも買えます。
ハンドクリームとセットで売られているものもあります。
左手だけにはめればよく、更に、ほとんどの商品は左右共通で使えるので、経済的です。
とはいえ、手袋弾きをしていると、中指や薬指を中心に、だんだん穴があいてくるので、消耗品です。
安いものをまとめて買っておくと便利です。
サイズが大きいと指先が余って弾きづらいので、ちょうどの大きさか、小さめがおすすめです。
私はもうギターを弾く時に使うことはないですが、運転時の日焼け防止や寝る時のスキンケアに使うので、今でもネットでまとめて買っています。
ほかの手袋は使えない?
軍手や冬の毛糸の手袋でも弾けないことはないですが、厚くてさすがに弾いている感覚が違いすぎるので、布の手袋がいいです。
ギターの手袋弾きは初心者限定の方法
この手袋作戦は、初心者の方限定です。
ギターを弾く感覚がわかってしまった中級者、上級者の方は、手袋をすると違和感がすごくて、すぐ脱ぎたくなると思います。
もちろん、もう痛くないので、必要ないですね。
私も、手袋弾きをしていた当時、ベテランギタリストの友達に「手袋してよく弾けるなー!」と逆に感心されました(笑)。
指先の痛みはギターが原因の場合もある
ところで、ギターの弦高が高すぎる場合も、指先が痛くなりやすいです。
しかも弾きにくくなります。
そんな気がしたら、一度わかる人に見てもらうといいです。
楽器屋さんなどで、弾きやすい高さに調整してもらえます。
指先が固くなるまで、工夫して乗り切ろう!
いろいろ工夫したり、試したりして、自分に合った方法が見つかると、うれしいものです。
ぜひ、この手袋作戦もとりいれてみてくださいね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。