いざライブ出演が決まった!
ワクワクします!
でも、衣装、悩みますね。
「いったい何を着たらいいんだろう?」「張り切りすぎるのは恥ずかしい?」「若々しく見せたいけれど、痛くならないか?」などなど、いろいろな心の声が聞こえます。
私も同じ大人バンド女子として、今まで、ライブ出演したり、他のバンドのライブを見たりしてきました。
この記事では、大人バンド女子のライブ衣装についてお話しします。
具体的に、どうやって決めたらよいか、どういうアイテムがおすすめか、NGか、などなど、自分の経験をもとにお伝えします。
- 大人バンド女子の方
- バンドでライブに出たい方
- ライブでカッコよく見せたい方
に読んでいただき、少しでもヒントになれたらうれしいです。
ライブ出演!大人バンド女子はステージで何を着る?
まず、ライブでステージに上がるにあたって、衣装を考えることがどのくらい大事か、ということについてお話します。
大人バンド女子は、ステージ衣装に気合を入れるべきか?
ライブで何を着るかということ以前に、まず、衣装に気合を入れるべきか、無理してない感じの自然体がいいか?で迷います。
結論から言うと「気合を入れたほうがいい」です。
最近、ナチュラル系というか、自然体で、普段着と変わらない感じのアコギ女子が流行っています。
実際ステージ上にもたくさんいます。
とってもかわいいです。
でも、そういう人たちは若くて、もともとかわいいのです。
しかも、普段着がすでにおしゃれなので、全く問題なしです。
いかにも「がんばってます」という感じを出さずに、おしゃれができています。
しかし、私たち中高年がナチュラルに出てきたら…あまりかわいくありません(笑)。
別に全然かわいくなくてもいいのですが、自然体を超えて「手抜き」みたいな印象になってしまいます。
見ている方も面白くありません。
以前、友達のバンド(メンバーは50~60代)のライブを見に行った時、紅一点ボーカリストの女性が普段着のような格好で出ていて、残念な感じがしました。
声が魅力的で歌もすごく上手だったので、もったいないと思いました。
衣装は大事ーライブの観客は「聴く」より「見る」重視
ステージに上がったいろんなバンドを見ていると、衣装までしっかり気合を入れている人は、やっぱりかっこよく見えます。
魅力が何倍もアップします。
「衣装負けしないか?ヘタなのに衣装だけ張り切って、ちぐはぐじゃないか?」などと思う必要は全くありません。
見に来てくれる人は、演奏より全体の雰囲気を見ています。
特に音楽関係ではないママ友などは、「聴く」より「見る」度合いが高い人がほとんどです。
衣装までがんばっていると、お客さんは喜びます。
そして、自分もスイッチが入り、いいパフォーマンスができます。
なので、しっかり衣装プラン、がんばりましょう!
といっても、別に特別な衣装を買ったり、コスプレをしたり、着ぐるみに入ったり、すごいことをしなくてもいいです。
基本、手持ちのものの組み合わせで、それっぽくできないか、考えてみます。
大人バンド女子のライブステージ衣装の決め方
では、ここから、実際の衣装の決め方について、具体的にお話しします。
バンドメンバーと衣装の「テーマ」を決め、統一感を出す
ひとりがんばって衣装を決めても、他のメンバーの格好とあまりにもかけ離れていたら、浮いてしまいます。
まずは、バンドのメンバーと「テーマ」をひとつ決めることをおすすめします。
テーマの中で、もっとも簡単で効果が高いのは、「色」です。
「白黒」「カラフル」「赤を入れる」「黒をベースに差し色をそれぞれ」などなど。
色のテイストが揃えば、バンドで統一感が出て、とてもかっこよくなります。
色以外のテーマでは、「夏」「クリスマス」「ハロウィーン」「エレガント」「ちょい悪」「派手」「和風」「〇〇(アーティスト)風」などなど。
こちらも揃うとかっこいいです。
色をテーマにするより難しくなりますが、考えるのが楽しくなりますね。
テーマをひとつざっくり決めたら、あとは個人にお任せ、自由でいいと思います。
あまりガチガチに条件を決めてしまうと、用意するのが大変になってしまうので。
私の場合はだいたい、「じゃあ黒ね」ぐらいで、あとは各自が勝手に考えて用意しています。
Tシャツの人もいるし、ジャケットの人もいるし、ワンピースの人もいて、形はバラバラですが、基本の色が同じというだけで、何となくまとまって見えます。
テーマが決まったところで、次は具体的なアイテムについて考えていきましょう。
ライブステージ衣装は、動きやすい服装と靴が基本
ステージ上ではずっと立っているわけではなく、移動したり演奏したりするので、動きやすい服装と靴が大前提です。
タイトなシルエットの動きにくい服や、履き慣れていない靴は避けたいです。
快適な格好で、のびのびと演奏しましょう。
「痛々しい」原因ー「かわいらしすぎる」と「脚を出す」はNG
ステージ上に限ったことではありませんが、大人女子が痛々しくなる原因は、「かわいらしすぎる」と「脚を出す」だと思います。
かわいらしいというのは、色合いや程度にもよりますが、例えば、フリフリ、ハート、幼い雰囲気のものなどが挙げられます。
全体の雰囲気で判断し、かわいらしすぎると思ったら避けたほうが無難です。
大人バンド女子は、「かわいい」より「かっこいい」を目指して衣装を考えたいですね。
また、短いボトムスをはいて脚を出すと(特にひざ)、痛々しいだけでなく、脚のやり場にも困ります。
私は友達の結婚披露宴の余興にバンドで出て、ギターを演奏したことがあるのですが、ひざ下丈のワンピースを着ていて、けっこう大変でした。
全然痛々しいほどの短さではないのですが、披露宴ということもあり、脚を広げて立つわけにはいかず、演奏中ずっとお行儀よく脚を揃えているのに苦労しました。
やはり、脚の線が出ないもの、ゆとりのある長いボトムスで、リラックスしながら演奏に集中したいですね。
逆に、このふたつのこと、「かわいらしすぎる」、「脚を出す」を避ければ、痛くなりません。
ある程度若い格好をしても、冒険しても大丈夫です。
例外もあります。
「痛々しい」をあえてねらう場合、例えばバンドのメンバーで相談して、「娘の制服を着てライブをやろう!」などと決まったら、そこは覚悟を決めて、思いっきりやっちゃってくださいね!
笑いの要素が入ると最高です。
「何か揺れるもの」を衣装にとりいれる
活き活きとしたライブにするためには、ステージ上で「いかに動きを大きく見せるか」が大事です。
自分ではかなり動いているつもりでも、客席から見ると、全然動いていないように見えるものです。
そんな時、「何か揺れるもの」を身につけていると、動きを大きく見せる助けになります。
揺れるスカート、揺れる袖、裾が揺れる長めの羽織りもの、揺れるアクセサリーなどなど。
腰に何かを巻いたり、ギターのストラップにスカーフを結んだりするのも面白いです。
いろいろ試してみてください。
なお、ギターを弾く姿をかっこよく見せる「ステージパフォーマンス」については、こちらの記事で詳しくご紹介しておりますので、よろしければご覧ください。
ステージ上での「帽子」もおすすめ
帽子はパッとわかりやすいおしゃれです。
小さいアクセサリーは客席から見えませんが、帽子なら目立ちます。
キャップでもハットでも、かぶるだけで、簡単に特別な感じになります。
髪型が決まらないときも便利です。
以前、帽子をかぶってステージに上がったことがあるのですが、髪がバサッとこなくて視界がさえぎられず、すごくギターを弾きやすかったです。
また、髪にパチンと留めるタイプの赤いエクステ(つけ毛)をつけていたのですが、帽子によってそれが安定し、留め金も隠れて自然な感じになりました。
ちなみに、このエクステは、ハロウィーン前に100均でよく売られています。
このように、帽子は見た目もよく、機能的にも役立ってくれます。
アーティストのライブ動画には、衣装のヒントがいっぱい!メンズでも
衣装を考える際、自分のクローゼットを見ても、お店を歩いても、なかなかイメージがわかないものです。
そんなときは、YouTubeで、アーティストのライブ動画をいろいろ見てみましょう。
「こんな格好をしたい!」というのが、必ず見つかるはずです。
もしそれが現実的な衣装でなかったとしても、部分的にとり入れたり、似ているものを使ったりできるので、大いに参考になります。
私は、GLAYのHISASHIさんの衣装が気になります。
最高にかっこいい!
しかも、大人ギター女子でもいけそうな格好がたくさんありそうです。
今度研究してみます。
普通の服を重ねて衣装にする
実際に私がライブで着たのですが、自分のロングスカートとミディアム丈のスカート、娘のミニスカート重ねてはいて、3段のちょっと豪華なスカートにしています。
素材はバラバラですが、全部黒なので、少し離れると気になりません。
こちらは、太めのジャージパンツの上に、ジレを巻いて(前を安全ピンで留めています)、ひらひらさせ、変わったパンツにしています。
揺らして動きを大きく見せる効果をねらっています。
このように、手持ちのものを組み合わせれば、意外なものに変身するかもしれないので、いろいろ試すと面白いです。
衣装を着て3回以上は通し練習する
衣装が決まったら絶対やるべきなのが、それを着て、鏡を見ながら、演奏してみることです。
本番用の衣装、髪型で練習することは、非常に大事です。
実際にやってみると、いろいろな問題が出てきます。
実は袖が邪魔だったとか、演奏しているうちに服がはだけてきたとか、どこかが当たって痛かったとか、帽子で前が見えなくなったとか、動きにくかったとか、何かしら気になる点が見つかるものです。
問題点はその都度改善して、また試してみます。
本番で初めて問題があることに気付いた、とならないように、最低3回以上は、衣装を着て練習しましょう。
特定の演奏の所で帽子が飛ぶかもしれないので、必ず、一部ではなく、全体を通して練習してくださいね。
衣装で魅力を何倍もアップできます!
ふだんと違う格好ができるせっかくのチャンス!
衣装選び、思い切り楽しみましょう!
ライブまでにやることリストについては、こちらの記事でご紹介しております。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。