「ギターを弾いている時、ピックがどんどんズレていってしまう」、「すぐ落とす」などで困っている方はいらっしゃいませんか?
この記事では、指の乾燥でピックをいつも落としていた私がいろいろ試した方法、そして最終的にたどり着いた「最強滑り止め付きピック」(具体的には手持ちのピックを改良する方法)についてお伝えします。
- 指が乾燥している方
- ピックがすぐ回転してしまい、ギターを弾きづらい方
- 演奏中にピックをよく落としてしまう方
- ピックが滑ってコントロールできない方
- 市販の滑り止め付きピックでは効果がない方
- ピックを自分で改造してみたい方
に読んでいただけるとうれしいです。
ピックが回転、滑る、ずれる、落とす方へ

私の指はもともと乾燥しやすい方ですが、年々ますますカサカサになってきました。
スーパーでビニール袋を開けられない、雑誌のページもめくりにくいなど、日常生活にも支障があるほどです。
冬が特にダメです。
そんな感じなので、ギターのピックを持つことはできるけれど、弦に当たるとすぐに回転してしまい、落としてしまうという状態でした。

ピックを5秒で落としてしまう重症の指先カサカサ族だよ
でも、ピックを改良した結果、今では大丈夫になりました。
ピックを滑らないようにしたおかげで、思い通りに動かせるようになりました。
この記事が、同じ悩みを持つ皆さんのお役に立つことができたら嬉しいです。
「ピックが回転、滑る、ずれる、落とす」の対策
では、ここから具体的な対策についてお伝えします。
「ピックが回転、滑る、ずれる、落とす」の対策①:市販の滑り止め付きピック

まずは、市販の滑り止め付きピックです。
いろいろなタイプのものがあります。
例えば、小さな突起がたくさんついているもの、やすりみたいな滑り止めがついているもの、文字や絵が滑り止めの役割になっているもの、などなど。
指の乾燥が軽度な方は、これらを使うことで改善できる場合があります。
いくつか違う種類のものを試してみるとよいでしょう。

「ピックが回転、滑る、ずれる、落とす」の対策②:ピックにセロテープを貼る

私の場合、市販の滑り止め付きピックでは全然効果なしで、まだまだ滑ってしまうので、次の作戦に移りました。
ちょっと強引ですが、セロテープを使う方法です。
セロテープを外巻きに巻いて、ピックにペタッと貼り、それを親指側にして持ちます。
指にぴったりくっ付いてしまうと自由が利かなくなるので、わざと粘着力を弱めてから貼っていました。
この方法は、「落としにくい」という点ではなかなかよかったです。
手品みたいに指に貼りついています。
しかし、セロテープはゴミをくっつけやすい上、よれたりくっつかなくなったりして長持ちしないので、しょっちゅう貼り変えなくてはならず、面倒でした。
「ちょっと休憩」という時、ギターにペタッと貼っておけるのはよかったです(笑)。
「ピックが回転、滑る、ずれる、落とす」の対策③:ピックに指サックをかぶせる(いちばんおすすめ!!)
まだこれぞというのがないまま、不便を感じながら練習していたある日、急にひらめきました!

この100均の指サックをピックにかぶせてみたら、どうなる?
このような感じになりました。

試しに弾いてみると、超快適!ズレない!滑らない!落とさない!
セロテープと違って、自由も利きます。
この絶妙なクッション性で、持ちやすさもいい感じです。
このままでも十分いいのですが、見た目が「おもちがふくらんだ」みたいな形なので、それを改善するため、指サックの先を切って逆さまにしてはめる、この形に落ち着きました。

↑これが「最強滑り止め付きピック」の完成形です。
持ち方、使い方は普通のピックと全く同じです。

とても快適に使えるよ♪
「最強滑り止め付きピック」を10年間使った感想

この「最強滑り止め付きピック」を使うようになってから、練習がはかどり、ギターが格段に上達しました。
指は相変わらず1年中乾燥していますが、特にひどい冬でも、全く心配なくギターが弾けます。
ピックを落とさないように気を遣うストレスがなく、弾くことに集中できるのがうれしい!
デメリットは、ピックスクラッチをやれる範囲が限られることぐらいでしょうか。
でも、その範囲でやれば、特に問題なくできます。
端が切れてきたり、ゆるんできたりしたら、指サックを交換しますが、うれしいことに、けっこう長持ちします。
弾き方にもよりますが、ピックを1枚消耗する間に、指サックを1、2回取り換える程度で済んでいます。
私はティアドロップ型のピックが好きですが、どんなタイプのピックでもこの方法は使えます。
指サックは伸縮性があり、種類もいろいろありますので。
きれいで使い勝手の良いシリコン製がおすすめです。
この指サックは、文房具屋さんや100円ショップなどで買えます(ある店とない店があります)。

とても快適に使えるので、これを思いついた2012年から、ずーっとこのピック一筋です。
「ピックがズレる。ピックを落とす」で悩んでいる方は、ぜひこの方法を試してみてくださいね!
「最強滑り止め付きピック」でギターが上達したことにつきましては、こちらの記事でご紹介しておりますので、ご興味のある方はご覧ください。
おまけ:ピックの持ち方を変えたら滑らなくなった

「最強滑り止め付きピック」で快適にギターを弾いて約10年後、人差し指の痛みを理由に仕方なくピックの持ち方を変えました。
親指、中指の腹でピックを持ち、人差し指も添える、ちょっと変わった持ち方です。
そしたら何と、滑り止めがなくても滑らなくなりました(笑)。
ピックの持ち方は人それぞれで、変えると演奏に大きく影響が出るのでおすすめしませんが、こんなこともあるんですね(笑)。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
↓音楽仲間で使っている人多数!