「ギターを始めてみたいけれど、もう若くないし、できるか自信がない」
「おやじバンドの人たちは昔からやっている人ばかりだから、今さら入れない」
「周りからどう思われるか不安」
などなど、ギターに興味はあるけれど、一歩を踏み出せない、という方はいらっしゃいませんか?
この記事では、大人になってからギターを始めた私が、今までどんな様子だったか、困ったことはなかったか、など、ギターの「大人初心者事情」についてお伝えします。
そして、大人になってから始める場合の、無理のない始め方、楽しみ方についてもお話しします。
- ギターを始めたい大人の方
- ギターに興味はあるけれど、年齢が気になる方
- 新しいことを始める自信のない方
- 何歳までならギターを始められるか知りたい方
に読んでいただけたらうれしいです。
大人になってからギターを始めることについての疑問
はじめに、大人になってからギターに興味を持った方や、始めようか迷っている方が持つ疑問や心配についてお話します。
ギターを始める年齢、何歳までなら大丈夫?
まず、ギターを始める年齢についてです。
いったい、何歳までなら始められるのでしょうか?
結論から言うと、「何歳でもOK」です。
私は43歳で始めました。
今まで、ギター教室や音楽サークル、ライブなどでたくさんのギタリストと出会ってきましたが、もっと高齢になってから始めた人もたくさんいます。
70代のおじさんも、どんどん上達して、活き活きと音楽活動を楽しんでいます。
年齢は全く気にしなくていいです。
「今」始めるのがおすすめです。
私は、43歳でギターを始めた当時は、「もう若くないし」と思っていましたが、今考えると「40代はアイドル」です(笑)。
50代の今も、将来の自分から見れば若者です。
同じように、60代でも70代でも80代でも、「今」がいちばん若いです。
「今がいちばん若いから」という理由と同時に、「早く始めれば楽しい時間が長くなる」という理由で、「今」始めることをおすすめします。
記憶力、覚えが悪いけれど、ギター始められる?
若い頃と比べて、確かに記憶力は衰えています。
でも、繰り返すことでそれはカバーできます。
一発で覚える必要はありません。
むしろ、繰り返し練習すること自体が、記憶の定着にも上達にも脳トレにも、よい影響を与えます。
弾き方や曲など、新しいことを覚えていくステップそのものが、幸せな記憶力強化活動なのです。
私も、ずいぶん覚え方がうまくなりました。
新しいことを覚える時は、脳を使っているなあという感じがします。
ギターの習得という活動が、記憶力、判断力、忍耐力などいろいろな力を鍛えて、他の生活にも役立っています。
手先が器用でないけれど、ギター弾ける?
はい、器用でなくても大丈夫です。
私、メチャクチャ不器用です(笑)。
子供の頃、図工の作品を家に持ち帰ると、いつも妹に爆笑されていました(不器用なこと以外にも問題があったかもしれません)。
もちろん、器用であるに越したことはないのですが、別にプロになるわけではないので、何ら問題ありません。
不器用でも十分楽しめます。
むしろ、指を使うので、少し器用になります。
技術的なことに関しては、いろいろな悩みに答えてくれる動画がいっぱいあります。
私も、他の記事で、不器用な人の立場から考えた「弾きやすいピック」などをご紹介しています。
老眼だけど、ギター弾ける?
老眼でも大丈夫です。
ギターはあまり細かく見ながら弾くものではありません。
姿勢をよくして、時々チラッと確認しながら弾くのがかっこいいです。
目とギターの距離も、割と離れています。
譜面を見る時も、スマホやタブレット上で大きくしたり、いろいろ工夫できます。
ギターを始めると、周りに何か言われないか心配
全く気にする必要はありません!
私はむしろ、「年甲斐もなく」と言われたい(笑)。
活き活きと楽しんでいる大人、最高です。
もちろん、騒音を出し続けたり、仕事そっちのけでやるのはダメですよ。
迷惑をかけない範囲で、楽しんだもの勝ちです。
大人になってからギターを始めるメリット
大人になってからギターを始めるメリットも、たくさんあります。
自分でお金の使い方を選び、好きな方法で学べる
自分で稼いだお金、有効に使いたいですね。
大人になると、ギターや譜面を買ったり、習ったり、ライブに出たりなど、自分の判断でお金の使い方を選べます。
また、自分で払ったお金だから、無駄にしたくない、ちゃんと活用しよう、という気持ちが働きます。
それが上達することや楽しむことにつながっていきます。
覚え方、楽しみ方…大人は工夫できる
若い頃より記憶力は少し衰えたかもしれませんが、大人の私たちは、いろいろな経験から学んでいるので、工夫できます。
時間の大切さもわかっています。
どうしたらもっと楽しく、もっと効率的に、などと考える力は、若い頃よりかなり進歩しているはずです。
工夫していくこと自体を楽しめます。
今は情報が簡単に手に入る時代…効率的に楽しく学べる
昔からは信じられないくらい便利な時代になりました。
いろんな情報が簡単に手に入ります。
ネットで多くの譜面が見られます。
技術を学べる動画、モチベーションを上げる動画がたくさんあります。
ネット上には、優秀な先生や先輩がたくさんいて、ギターを習得する上での悩みや疑問点は、手軽に解決できるようになりました。
こんな時代にギターを始められるのは、ラッキーです。
私も、ずっと前にギターを始めた年下のギタリストたちにうらやましがられます。
「昔は、楽器屋さんにいろいろ質問しに行った」「ギター雑誌の特集を待って、それで学んだ」「実際弾いている人に会いに行って、それを見て真似した」などの苦労話をたくさん聞きます。
20歳も年下のギターの先輩たちから、「今どきの若いもんは!」と言われているようで、ニヤニヤしてしまいます。
せっかくのこの便利な環境、活用しない手はありませんね!
音楽仲間、初心者仲間…いろいろな人と交流できる
同じ時期にギターを始めた人はもちろん、他の楽器でも、他の趣味でも、「初心者」という共通点の上で、気持ちを分かち合えます。
更に、音楽活動を通じて、いろんな年齢層、いろんな職業の人と遊べるようになります。
実生活でも、SNSでも、年齢、性別、職業を超えて、楽しい経験を共有することができ、人生がさらに面白くなります。
大人の音楽活動ならではの楽しみ方ですね。
結局、大人になってからギターを始めても、何も困ることはなく、むしろ楽しいことをたくさん経験できます。
迷っている方は、ぜひ今始めましょう。
大人のギターの始め方、ギター教室のすすめ
では、具体的にどうやって始めたらいいのでしょうか?
私は、「ギター教室」に通うことをおすすめします。
ギター教室には、いろんな年齢層の男性、女性が通っています。
ギターは弾けるようになるまでも楽しいのですが、弾ける状態になるとますます楽しいです。
ギター教室に通うと、独学より早く、効率的に上達し、挫折も少ないです。
ギター教室に通うメリットはたくさんありすぎるので、別の記事でお伝えしています。
まずは、気軽に「体験」に行ってみましょう!
ギターを貸してくれて、手ぶらで行ける教室もたくさんあります。
「体験」の前に迷っていても、何もわからず、時間がどんどん過ぎていきます。
行ってみるとどんなものかわかります。
合わなければ別のところに行けばいいだけです。
「もう自分で練習していけるな」となったら、半年とか1年でやめてもいいのです。
気楽に考えて、とりあえず「体験」に申し込んでしまいましょう!
最後まで読んでいただいてありがとうございました。