2023年10月11日(水)、大宮ソニックシティへ、山下達郎さんのライブを観に行ってきました。
この記事では、山下達郎ライブのセトリ、観客や会場の様子、山下達郎さんのMC、感想などについてお伝えします。
実際に観てきた会場の雰囲気をできるだけ詳しくお伝えできるよう、覚えている限り具体的にお話しします。
- 山下達郎さんが好きな方
- 山下達郎さんのライブ、コンサートにご興味のある方
- 山下達郎さんのライブ、コンサートの思い出に浸りたい方
に読んでいただけたらうれしいです。
なお、ネタバレとなる可能性がありますので、これから同じシリーズのコンサートに行かれる方はご注意ください。
山下達郎ライブ、コンサート：基本情報（題名、日時、会場）
山下達郎ライブ：題名
山下達郎 PERFORMANCE 2023
山下達郎ライブ：日時
2023年10月11日（水）
開場：17時30分／開演：18時30分
山下達郎ライブ：会場
大宮ソニックシティ 大ホール（埼玉県）
山下達郎ライブ、コンサート：出演メンバー
山下達郎さん。
サポートメンバーのみなさん。
山下達郎ライブ、コンサート：観客の年齢層、男女比、服装、特徴
山下達郎ライブ：観客の年齢層
20代～70代くらいの幅広い年齢層の人が会場を訪れていました。
50代～60代くらいの人が大半を占めていた印象です。
山下達郎ライブ：観客の男女比
男女比は同じくらいに感じました。
山下達郎ライブ：観客の服装、参戦服
普通に出かける時のカジュアルな服装の人がほとんどでした。
ライブTシャツを着ている人もちらほらいました。
平日の夜なので、会社帰りのような格好をしている人もいました。
山下達郎ライブ：観客の特徴
50代以上の夫婦とみられる2人組がとても多かったです。
男性2人組または女性2人組の友達同士とみられるグループもたくさんいました。
若い夫婦やカップルも時どき見かけました。
山下達郎ライブ、コンサート：開演前の外の様子、入場時のやり取り
山下達郎ライブ：開演前の外の様子
開演1時間前の大宮ソニックシティの前には、待ち合わせをしている人もいましたが、それほど混雑はありませんでした。
緑色にライトアップされた入り口で記念撮影をしている人がけっこういました。
入り口に並ぶ観客の列もそんなに長くはなく、スムーズに会場に入って行けました。
山下達郎ライブ：入場時のやり取り
入り口を入ると、まず係員にチケット（あらかじめコンビニで発行した紙チケット）と身分証明書（免許証）を渡しました。
係員はチケットの名前と身分証明書の名前を確認し、それから身分証明書の写真と私の顔を比べました。
けっこう一人一人じっくり時間をかけて確認してたよ！
チケットと身分証明書が返されると、次に別の係員がチケットの半券を切りました。
その次はカバンを開けて係員に見せ、荷物チェックを受けました。
そしてチラシが何枚か入った袋を係員からもらいました。
検温や消毒などはありませんでした。
山下達郎ライブ、コンサート：開演前のロビー、会場
山下達郎ライブ：開演前のロビー
ロビーは大勢の観客であふれていました。
達郎さんのポスターや新曲のポスター、お祝いのスタンド花の前で記念撮影をしている人がたくさんいました。
ご主人が奥様の写真を撮っている光景もよく見かけました。
若い恋人同士みたいでかわいい！
グッズ販売に多くの人が並んでいて、列が1階から2階まで続いていました。
アナログレコードやカセットテープも売られていました。
山下達郎ライブ：開演前の会場
開演前は、会場に洋楽のBGMがかかっていました。
ステージにはおしゃれな街のようなセットができていました。
ドラムやキーボード、アンプなども置かれていました。
ステージの前に行ってセットを眺めている観客がけっこういました。
席に着いている観客は、静かにおしゃべりをしたり、ロビーで渡されたチラシ類を見たりして、開演を待っていました。
「撮影・録画・録音禁止」の看板を持った係員がステージの前にずっと立っていました。
「お願いとご案内」の放送が流れ、席の交換や移動禁止、飲食禁止（ロビーは可）、建物・敷地内禁煙、花束やプレゼントを直接渡すのは禁止等、注意事項の説明がありました。
開演10分前になると、ステージでは楽器の音出し確認が行われました。
観客は続々と入ってきて、1階席、2階席とも満席になりました。
山下達郎ライブ、コンサート：オープニング
開演時刻の18時30分、ブザーが鳴り、会場に拍手が沸き起こりました。
「スマホの電源をお切りください。間もなく開演でございます」と放送され、BGMがフェードアウト、そして達郎さんのアカペラコーラスが流れてきました。
会場は暗くなり、ステージにサポートメンバーのみなさんがスタンバイしました。
ステージが暗いまま、達郎さんが入場、大きな拍手と歓声が起こりました。
- 横長のステージ。
- 下手側からキーボード、ドラム、グランドピアノ、キーボード、中央手前にもキーボード。
- バンドの両側と後方を取り囲むように、ステージ全体におしゃれな街のようなセット。
- ステージの両側に大きな建物が並び、後方には高層ビルがいくつか立っている。
- ビル群の前に高速道路のようなゆるいアーチ状のライン。
- 立ち位置は、ステージ真ん中に達郎さん。横や後方にサポートメンバーのみなさん（下手側からキーボード、ギター、サックス、ドラム、ベース、コーラス、キーボード）。
山下達郎ライブ、コンサート：本編（曲、MC、会場の様子）
山下達郎ライブ：本編前半
[1.SPARKLE]
達郎さんのギターイントロで始まりました。
多くの人を魅了してきた美しいカッティングリフ、そして達郎さんの伸びやかな歌声が響くと、会場は一気に山下達郎ワールドに染まりました。
観客はみんな笑顔で手拍子をしています。
- 紫色のシャツ。袖は肘の下くらいまでの長さ。
- ネイビーのジーンズ。
- 黒いブーツ。
- 黒いニットキャップ。
- 肩くらいまでの長さのストレートの黒髪。
- 左腕に腕時計。
- 左薬指に指輪。
- こんばんは大宮！どうぞよろしく！
[2.雨の女王（RAIN QUEEN）]
そのまま続いて次の曲になりました。
ステージは紫色に染まっています。
豪華なバンド演奏の中で、達郎さんはずっとギターを刻みながら歌っています。
ギターはえんじ色のテレキャスで、ストラップにはFenderの文字と模様がついています。
サックスソロが響き渡りました。
曲が終わって、そのままドラムのリズムが鳴り続けています。
[MC]
- 埼玉こんばんは！大宮ソニックシティは改修工事がありまして、4年ぶりです。本日、ほんとにありがとうございます。
- 大宮ソニックシティはなかなか取りにくいところで、前は2日取れたんですが、今回は1日しか取れませんでした。
- だいぶ涼しくなりました。インフルとか流行っていますが、お越しいただいてありがとうございます。
- 今日も一生懸命やらせていただきます。
- （「風の回廊」をちょっと歌って）でもこの曲はやらない（客席笑）。
MCの間もドラムはずっと鳴り続けていました。
そこに他の楽器も加わっていき、次の曲に入りました。
[3.ドーナツ・ソング／Iko Iko (James “Sugar Boy” Crawford) メドレー]
ステージは黄色、ポップな雰囲気です。
観客はみんな手拍子、「Oh」の所でパンパンと叩き、息がぴったりです。
ドラムと歌だけの部分は、他の楽器の人も手拍子をしていました。
達郎さんは小さいパーカッションの楽器を手に持ってリズムを取っています。
[MC]
- てなわけでいらっしゃいませ。大宮はいつも2日なんですが、今回1日です。何と、今日やって明後日の宇都宮で北関東終わりです。
- 久しぶり、4年3か月ぶりなので、前回はパンデミックの前です。楽屋にもウォッシュレットがつきました。
- 31公演やって残り8公演、ずい分長いことツアーをやっていましたけど、私めでたく70歳になりました。キャリアは48年です（客席拍手）。
- 昔からのお客さんや最近のお客さんが「こういう曲をやってくれ」「こういう曲はやらないでくれ」などと四方八方から来るとぐちゃぐちゃになってわけわからなくなるので、中期高齢者、ジジイのやりたい曲をやることにしました（客席笑）。
- 昨年コロナにかかってしまって何本か飛んだので、ツアーが伸びました。
- 3,4,5の3か月の間に、私のシングル、奥さんのシングル、RCAなどやっていました。
- 私の23～29歳の6年間のものは、アナログLPとカセットで再発売という、世にも恐ろしい企画をやっております（客席笑）。
- 5月に「FOR YOU」を出したら、41年ぶりに再びオリコンTOP10入りということで新記録となりました。6月に「RIDE ON TIME」を出したら、今度は43年ぶりで新記録更新となりました。7月に「MOONGLOW」と「GO AHEAD！」と、だんだんわけわかんなくなって。
- お若い方がカセット買ってくださるんですよ。「SPACY」「CIRCUS TOWN」「IT’S A POPPIN’ TIME」「GREATEST HITS！OF TATSURO YAMASHITA」を出したら、8つ全部ベストテン入り。こんな形で若い方が聴いてくださるのは、驚き以外の何ものでもないです。
- 今回は私の20代の頃の曲から多めに選曲しています。
- ずっとやってきたギターの佐橋佳幸さんがめでたく卒業して、今年からギターの新しいメンバーが入りました。鳥山雄司さんです（客席拍手）。葉加瀬太郎、吉田拓郎、山下達郎と「郎」がつく人の担当をしています（客席笑）。
- 中期高齢者の私がやりたい曲をまず1曲。
[4.土曜日の恋人]
MCの間も達郎さんはずっとギターを肩から下げたままでした。
今度は明るい茶色のギターです。
客席はみんなステージの演奏に惹きこまれています。
[MC]
- どうもありがとうございます。70になってまだ全国ツアーをやってるなんて思ってもみなかったです。アコースティックセットで50人くらいの会場でやってると思ってました。酒食らいながら楽しく。
- 正直申し上げて、当時は売れないミュージシャンでした。サザン、ツイスト、ロックのメジャーから取り残されて。でもそのあとブレイクして、続いております。
- 「雨の女王」はアルバムにしか入っていなくて、まさか70歳でライブでできると思いませんでした。ありがたいことです。
- 私がまだ売れなかった時代のナンバーを、これからしばらく続けていこうと思います。何しろしゃべることがないので、1曲でも多くやっていこうと思います。
[5.SOLID SLIDER]
達郎さんのギターイントロでスタートしました。
えんじ色のギターを弾いています。
ステージは赤と緑に染まり、おしゃれな大人の空間になっています。
ベースがズンズン響いてきます。
ステージは、緑と紫のマーブル模様に変わり、流れるように動いています。
サックスソロ、キーボードソロの間、達郎さんもずっとギターを弾いています。
ソロに達郎さんの歌も溶け合って、ますます豪華になっていきます。
最後ステージは赤く染まって曲が終わりました。
達郎さんはサポートメンバーの名前を呼んで紹介しました。
[6.FUTARI]
ピアノのソロ演奏が始まりました。
ステージは紫色です。
達郎さんはステージの中央に置かれたキーボードの前に座り、キーボードを弾きながら歌っています。
ステージの奥には、緑がかった大きな月が出ています。
暗く落ち着いたステージ、演奏者がかすかに照らされています。
長いサックスソロが美しく響き渡りました。
[7.潮騒]
そのまま続けて次の曲に入りました。
ステージはオレンジ色のグラデーションです。
達郎さんはキーボードを弾きながら歌っています。
美しいメロディと達郎さんの伸びやかでパワフルな歌声に包まれて、観客はみんな幸せそうです。
オレンジ色だったステージはいつの間にか暗くなって、星がひとつ出ています。
さざ波のようなシンバルの音で曲が終わりました。
[MC]
- どうもありがとうございます。ずい分前からですけど、ギターを背負うと「よいしょ」って（客席笑）。
- 今年で70歳を迎えましたので、70をお祝いする曲をやってみようと思いましたけど、そんな曲ないんです（客席笑）。だから私からみなさんにプレゼントしようと思います。私が若いころのアイドルの曲のカバー「Groovin’」。この曲を今夜は私からみなさんにプレゼントしようと思います。何度も言いますが、話すネタがないので1曲でも多く。
[8.Groovin’ （The Young Rascals）]
達郎さんのギターでスタートしました。
えんじ色のギターを弾いています。
ステージは明るいオレンジ色になり、演奏者がよく見えます。
座りながら頭でリズムを取っている観客がたくさんいます。
長いキーボードソロの間、達郎さんもキーボードの方を見ながら演奏しています。
ソロが終わると達郎さんは名前を紹介、客席に拍手が起こりました。
演奏が一瞬止まるところは、ステージも白くなり、また始まるとステージは青くなります。
達郎さんは歌詞を「Wednesday evening」と替えて歌っていました。
- そんなわけで、私今年で70年、記念してキメを70発やりたいと思います。70 times！ほんとはこれがやりたかった。曲どうでもいい（客席笑）。
演奏者みんな揃ってジャッジャッジャッジャッジャッジャッジャッジャッ…70発やって、見事にピタッと止まりました。
客席に大きな拍手が沸き起こり、会場は大いに盛り上がりました。
達郎さんは右手をぐるぐる回してうれしそうです。
そのまま曲は続き、ステージも客席もノリノリ、ゴキゲンです。
曲が終わると拍手と大歓声が会場を包みました。
山下達郎ライブ：本編後半
[MC]
- どうもありがとうございます！今日初めて山下達郎をご覧になる方？（けっこうたくさんの観客が手を挙げる）。今日も多いですね。
- 最近若い方も多くて、二十歳の人も来てくれて。私二十歳のころ、70代のジジイのライブ見ませんでしたよ（客席笑）。私が二十歳の頃の70代といったら、東海林太郎さんでしたかね（客席笑）。
- ご両親の影響もあるんでしょうね。20代、30代、40代の若い世代の方が見てくれて。親子孫、だんだん範囲が広がってきて、宝塚みたい。こうなるとわからなくなってくるので、ジジイのやりたい曲をやっています。
- 「MELODIES」の40周年をやりたいけど、RCAに忙殺されまして、「クリスマス・イブ」の40周年も追いつかず。
- 今日は1993年の「SEASON’S GREETINGS」の中からアカペラを聴いていただきたいです。
- 真夏にやった時微妙な空気でしたが、最近涼しくなってきて、もう10月ですので、今度のクリスマスが来た時、山下達郎がクリスマスソングやってたなと思い出していただきたいです。
[9.Bella Notte]
達郎さんの美しいアカペラが響きわたります。
サポーメンバーは誰もいなくて、ステージには達郎さんひとりです。
楽器を持たず、ときどき両手を広げて、心を込めて歌っています。
赤くて暗いステージ、後ろのビルにも赤い光がともっています。
達郎さんにだけスポットライトが当たり、観客はみんなその一点に集中してうっとり聴き入っています。
美しいクリスマスの世界です。
[10.Have Yourself A Merry Little Christmas （Judy Garland）]
歌は続きます。
達郎さんは、今度はマイクを手に持って、ステージの前の方に出てきて歌っています。
歌いながら上手側の方に歩き、今度は下手側の方に歩いて、観客みんなにしっかりと歌を届けてくれます。
ステージ中央から後ろのマイクスタンドの所に戻ると、深々と礼をしました。
客席の大きな拍手とアカペラコーラスの中、サポートメンバーのみなさんが戻ってきて、続けて次の曲に入りました。
[11.クリスマス・イブ]
イントロが始まったとたん、客席から拍手が沸き起こりました。
暗いステージ、達郎さんだけにスポットライトが当たり、サポートメンバーのみなさんは青く照らされています。
空には金色の星の集合体のようなものが出てきて、キラキラと輝いています。
後ろのビルに明かりがともり、その前の道路は青緑色に光り出しました。
ステージの光がだんだんと増えて美しい光景になっていくのと同時に、曲もどんどん豪華になっていきます。
観客はクリスマス・イブの世界にどんどん引き込まれていきます。
達郎さんの美しいアカペラコーラスがとても長く続きました。
[12.蒼氓／私たちの望むものは（岡林信康）／希望という名の光／蒼氓 メドレー]
続いてピアノイントロが始まりました。
達郎さんは明るい茶色のエレアコのようなギターを弾いています。
初め落ち着いた雰囲気だった曲は、だんだん力強くなってきました。
長いギターソロの間は、達郎さんもギタリストの方を見ながら演奏しています。
曲は静かになったり、パワフルになったり。
真ん中だけ照らされていた暗いステージは、最後、夜明けを迎えるかのように明るくなりました。
[13.ずっと一緒さ]
曲はまだまだ続き、この曲もピアノイントロで始まりました。
後ろのビルは窓が青く光って、イルミネーションのように美しく輝いていました。
曲が終わると、長い拍手が続きました。
[MC]
- 何度も申し上げますが、今年で70になりました（客席笑）。よもやこの年まで。RCAというオマケまでつきました。
- 私はシュガーベイブというバンドでデビューして、バンドが解散しましたらソロデビューしました。6年はもうほんとに売れないミュージシャンで、自分のレコードじゃ全然食えない。コーラス、スタジオミュージシャン、やれることはいろいろやりました。同じ事務所で会った人に「君まだいたの？」と言われて肩身狭かったです。
- この後、CM作家になるかスタジオミュージシャンになるか、いずれにせよ裏方でやっていくと思っていたところ、「BOMBER」という曲が大阪のディスコで流行っているという噂を聞きまして。狐につままれた気分で大阪に行ったら、ほんとにかかっていたんです。79年、兆しが見えてきました。
- その後、CMのタイアップを取ってきました。MaxellのカセットテープのCMです。サイパンでロケをやることになって、行ってきたんですが、サイパンは東側がマリアナ海溝、西側がサンゴ礁。西側で撮るしかなくて、朝日をバックにたたずむという設定でしたが、あれ夕日なんです。
- 海のけっこう沖で、胸までの深さでしたが、ロックを積んで膝くらいまで浅くして。そこまでどうやって行くかというと、人力ですよ。大井川の渡しですよ（客席笑）。
- ナマコだらけの海で夕日を背に全部撮影し終わって、打ち上げの食事の時、コウモリ料理が出たんです。毛が浮いているのどごしを楽しむという高級料理。私メインホストなんで、私の所にコウモリの頭が来て。困っていたら、カメラマンが「食べないの？食べていい？一度でいいから食ってみたかった」って食べて、その記憶しかないです。
- CMの秋シリーズで今度は十勝岳に連れていかれて。あそこ火山ガスがすごいんです。そこで3日4日いたら、顔がパンパンに腫れて、薬を買いに下りても行けなくて、きゅうりを貼ってしのぎました。
- でもそのおかげで「RIDE ON TIME」のヒットにつながり、全国ツアーが始まりました。人生何が起こるかわからないです。
- 自分としてはかなりオールドスクール、古めかしい曲と考えていても、若い人たちに逆に新しいと言っていただいて、驚いています。若い人には「古くて新しい」と思っていただいて、長年来てくださるお馴染みさんには「あの時は女房じゃなくて彼女と来てたなあ」なんて思い出しながら聴いていただきたいです（客席笑）。
[14.SILENT SCREAMER／BOMBER／SILENT SCREAMER メドレー]
達郎さんはえんじ色のギターを弾きながら歌っています。
観客は手拍子でノリノリです。
立ち上がっている人もいます。
ステージはビビッドな赤紫と緑です。
ベースソロはカッコいいスラップをふんだんに入れています。
ステージは赤と緑に変わり、ライトがキラキラ動いています。
達郎さんのギターソロの時はステージは真っ赤になりました。
パワフルなカッティングが赤いライトのキラキラと合わさって、とても情熱的です。
メドレーで「BOMBER」に変わると、ベースがズンズン響いてきました。
ステージの色はどんどん変わっていきます。
長いギターソロではギタリストの鳥山さんが前に出てきて、そこだけスポットライトが当たっていました。
達郎さんはホイッスルをくわえてきて、今度は達郎さんの長いギターソロが始まりました。
ホイッスルをピーッと吹き、激しくギターをかき鳴らします。
演奏はドラムのリズムと達郎さんのギターだけ、他のメンバーと観客は手拍子です。
達郎さんはホイッスルを吹くたびに曲を切り替え、いろんなタイプのソロ演奏をしました。
ステージは青緑色、前に出てきている達郎さんにだけスポットライトが当たっています。
ソロ演奏も手拍子もどんどんヒートアップし、ラストで達郎さんがホイッスルを口から放した時、客席から大きな歓声が沸き起こりました。
ステージはピンクと緑色でキラキラです。
曲が終わると、割れんばかりの拍手が会場を包みました。
[15.LET’S DANCE BABY／愛を描いて-Let’s Kiss the Sun-／さよなら夏の日／CHEER UP! THE SUMMER／LET’S DANCE BABY／Mean Woman Blues（Roy Orbison）メドレー]
曲が始まると、観客は総立ちになりました。
みんな手拍子をしながら体を揺らし、リズムを取っています。
ステージはオレンジ色、ビルの光はキラキラ、幸せな雰囲気でいっぱいです。
「心臓に」の所で観客が一斉にクラッカーをパーンとやりました。
- ずい分早いな（客席笑）。
周りに火薬の匂いがたちこめています。
コーラスのアカペラが長く続きます。
達郎さんはコーラスを紹介し、観客は拍手をしました。
達郎さんは歌詞に「大宮」を入れて歌いました。
メドレーで曲が切り替わる時、達郎さんはいろんな曲のフレーズを次々に入れました。
テンポアップして手拍子がだんだん小刻みになったり、また元の曲に戻ったり、ライブならではのメドレーでステージも客席も大盛り上がりです。
ステージはキラキラ、観客はみんなノリノリ、絶好調です。
- 今日はほんとにどうもありがとう！
[16.CIRCUS TOWN]
ステージのビルはそれぞれ違う色に光り、虹のようにカラフルになりました。
手前の建物もにぎやかな色に輝いています。
最高に素敵な歌と演奏が、更に盛り上がっていきます。
達郎さんは「Wednesday night」や「Thank you everybody」などと入れて歌っています。
達郎さんは、音楽に乗せてサポートメンバー全員を紹介しました。
- どうもありがとう！！
達郎さんもサポートメンバーのみなさんも、下手側の出口から出ていきました。
本編が終わったのが20時53分頃でした。
山下達郎ライブ、コンサート：アンコール（曲、MC、会場の様子）
すぐに客席からアンコールの拍手が起こりました。
とても熱く大きい拍手です。
そして、20時56分頃、ステージが明るくなって、達郎さんが再び姿を現しました。
客席は喜びの歓声と拍手でいっぱいになりました。
[MC]
- どうもありがとう！昨年の7月末にコロナにかかって、それを機会にお酒をやめました。もう一生分飲んだからね。そのおかげで声の調子がいいです。
- ニューシングルが出ました。買っていただいた方、ありがとうございます。でも、もし！まだという方がいましたら（客席笑）。去年のマネ（ポスターを貼ったパネルを高く掲げる）今日お買い上げの方に、このポスターを差し上げます。もし！まだという方がいましたら（客席笑）。
- 初めてのお客様、お楽しみいただけましたか？（客席拍手）
- せっかく新曲を作ったんで、聴いていただきたいです。夏というと20代とか若いイメージがあるけど、70になっても夏のイメージがあって、特に今年のくそ暑い夏とか。若いころの夏のイメージと、今の夏のイメージをシンクロさせたイメージが、山下達郎得意の妄想の世界となります。
- 新曲は歌詞が長くて、「クリスマス・イブ」の何倍も。20本頃までは譜面台を置いてカンペを見ながら歌ってましたが、ようやくとれました。プロンプターも置いてないから歌詞が飛ぶかもしれませんが。最初から言い訳するなって。
- 先ほどくちびるの皮がむけて、口の中に入ってきて、歌詞が飛びました。
[17.Sync Of Summer]
ロビーでもかかっていた新曲の美しいメロディを、観客は吸い込まれるように聴き入っていました。
- ピンクと緑の大きいチェック柄のシャツ。袖の長さは肘の下くらいまで。
達郎さんは明るい茶色のギターからえんじ色のギターに持ち替えて、そのまま次の曲に入りました。
[18.Ride On Time]
始まったとたん、観客は総立ちになりました。
明るいステージ、ビルの後方には大きな入道雲が出ています。
観客はずっと手拍子をしながら、ノリノリです。
- どうもありがとう！
達郎さんはサポートメンバーのみなさんをひとりひとり紹介しました。
紹介されたメンバーはそれぞれソロを演奏しました。
サポートメンバーの紹介とそれぞれのソロが全員終わると、またサビが始まり、会場の盛り上がりは更に大きくなりました。
ラスト、達郎さんがひときわ激しく歌いまくった後、わざと「ハーッ」と大きくため息をつき、笑いが起こりました。
達郎さんはステージ後方に歩いて行き、高いところに立ちました。
そして、マイクなしで、
- 2階のいちばん後ろ、聞こえますかー？（2階の客席拍手）。
そして、マイクなしのまま、歌声を会場に響かせました。
達郎さんは再び前のマイクの所に戻ってきて、アカペラで歌ったり、ときどき笑わせたりしています。
そして最後は歌をバッチリ決めました。
客席から拍手と歓声が沸き起こりました。
サポートメンバーのみなさんが前に出てきて、達郎さんを中心に、横一列に並びました。
全員手をつないで、上にあげておろし、礼をして、また定位置に戻りました。
[19.恋のブギ・ウギ・トレイン]
ステージは紫、青などにライトアップされ、その中を黄色の丸い光のつぶがたくさん飛んでいます。
天井のミラーボールがキラキラ輝き、くるくると回っています。
黄色い光のつぶは、客席の方まで飛んでいます。
アップテンポの曲、観客はノリノリです。
達郎さんは下手側の前の方に来て激しくギターを演奏、そして、ピックを客席に投げました。
ピックはキラキラ光って飛んでいきました。
観客全員どこか別の世界にいるような感じでヒートアップしています。
曲が終わった時、割れんばかりの拍手がいつまでも鳴りやみませんでした。
サポートメンバーのみなさんは、下手側の出口からステージを去っていきました。
[MC]
- ほんとにどうもありがとう！この年になって全国ツアーを続けられるのは、見に来てくださるお客さんのおかげです。これからもがんばろうと思います。
- おかげさまで、体は元気です。昔からのお馴染みさんも、くれぐれもお体お大事に。
- これからもお互い助け合いながら生きていきましょう。
[20.YOUR EYES]
達郎さんがアカペラで歌い始めました。
暗いステージで達郎さんだけに光が当たっています。
途中から音楽も入りました。
みんな立ったまま聴き入っています。
- ほんとにどうもありがとう！
歌が終わると達郎さんは深々と長いお辞儀をしました。
たくさんの観客が達郎さんに手を振っています。
そして、大きな拍手と歓声の中、達郎さんは下手側の出口からステージを去り、ライブが終了しました。
21時33分頃でした。
山下達郎ライブ、コンサート2023年10月11日 大宮ソニックシティ、セトリ
- SPARKLE
- 雨の女王（RAIN QUEEN）
- ドーナツ・ソング／Iko Iko (James “Sugar Boy” Crawford) メドレー
- 土曜日の恋人
- SOLID SLIDER
- FUTARI
- 潮騒
- Groovin’ （The Young Rascals）
- Bella Notte
- Have Yourself A Merry Little Christmas （Judy Garland）
- クリスマス・イブ
- 蒼氓／私たちの望むものは（岡林信康）／希望という名の光／蒼氓 メドレー
- ずっと一緒さ
- SILENT SCREAMER／BOMBER／SILENT SCREAMER メドレー
- LET’S DANCE BABY／愛を描いて-Let’s Kiss the Sun-／さよなら夏の日／CHEER UP! THE SUMMER／LET’S DANCE BABY／Mean Woman Blues（Roy Orbison）メドレー
- CIRCUS TOWN
アンコール
- Sync Of Summer
- Ride On Time
- 恋のブギ・ウギ・トレイン
- YOUR EYES
山下達郎ライブ、コンサート：終演後
ライブ終了後、熱気が冷めない会場で、ライブの余韻に浸っている観客がたくさんいました。
ライブの感想をうれしそうに話し合っている人も多く、みんな満たされた顔をしています。
ロビーに出ると、またポスターやパネルの前で写真撮影をしている人たちがたくさんいました。
ロビーでは達郎さんの曲がかかっていました。
終演後もCD販売、グッズ販売が行われていて、また長い列ができていました。
外に出ると、最高の夜を過ごした大宮ソニックシティを眺めたり、写真を撮ったりしている人がたくさんいました。
ポチップ
山下達郎ライブ、コンサート：感想
山下達郎さんのライブに行くのは初めてでした。
達郎さんの曲は昔から大好きで、とてもよく聴いていたので、ライブに一度行ってみたいなと思っていました。
今年前半のライブに何度も応募して全然チケットが取れなかったので、後半、半分あきらめながら申し込んだところ、運よく当たりました。
フィリピンに住んでいるオンライン英会話の先生も「Tats Yamashita」知ってた！！
ライブはもう最高でした！！
気持ちいい音楽を贅沢すぎるくらい浴びました。
すでに最高の所まできているのに、更にこれでもか！これでもか！と盛り上がっていく感じです。
圧倒されて、完全にどこか別の世界に連れていかれました。
ライブならではの特別なメドレーやアレンジ、長くカッコいいソロを聴けて、行ってよかったと心から思いました。
私はいつも達郎さんの音楽のコードがすごいと思っていて、特に意外な転調が気持ちよすぎて一瞬にしてハイになってしまうのですが、今回のライブではそんな場面が何度も何度も！
リズムもグルーヴ感も、体の中を通るようなベースの音も、もう大好き！！
とっても幸せ！！
若いころと変わらないパワーの達郎さんの歌声、最高の演奏をいつまでも聴いていたかったです。
MCも楽しく、テンポよくたくさんしゃべってくれた達郎さんにいっぱい笑わせていただきました。
3時間ずっと休みなし、パワフルに歌って演奏して、MCの時も重いギターをずっと持ったまま、お肌ツヤツヤ、信じられない70歳です。
私たちを最高に楽しい気分にしてくれた達郎さん、ありがとうございました！！
達郎さんのライブでしか経験できない幸せな世界、またぜひ行きたいです。
私はいつも、ライブに行く前、セトリを参考に予習をして、知っている曲を増やしていきます。
今回も予習バッチリ、最初から最後までたっぷり楽しめました。
ライブ前に予習をしていく方法は、こちらの記事でご紹介しています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
音楽・ライブもたくさん！！
